脳血管系の病気としての痴呆(認知症)




最近、注目を浴びている、痴呆(認知症)(ちほう[にんちしょう])。

痴呆[認知症]の代表的なものとして、アルツハイマー型痴呆(認知症)と、脳血管性痴呆(認知症)があります。

前者は、脳の老化によるものであることから「老年痴呆(認知症)」とも呼ばれ、一方、後者は、脳血管系の病気とされます。

脳血管性痴呆(認知症)

脳血管性痴呆(認知症)(多発梗塞性痴呆(認知症))は、脳出血(のうしゅっけつ)や脳梗塞(のうこうそく)によって特定部位が障害されたり、小さな梗塞巣(こうそくそう)がたくさんできるために起こります。
さまざまな精神障害(記憶障害、認知障害)を起こします。

記憶障害というのは、新しい情報を学習したり、以前に学習した情報を想起する能力の障害のことををいいます。


一方、認知障害には、1.失語(言語の障害)、2.失行(運動機能が損なわれていないにもかかわらず動作を遂行する能力の障害)、3.失認(感覚機能が損なわれていないにもかかわらず対象を認識または同定できないこと)、4.実行機能(計画を立てる、組織化する、順序立てる、象徴化する)の障害、を言います。

これらの障害は、痴呆(認知症)のいずれのタイプにもみられます。


日本における痴呆(認知症)の患者さんの数は、現在100万人と推定されます。
痴呆(認知症)には、国による傾向があり、日本では脳血管性痴呆(認知症)が最も多く、次いでアルツハイマー型痴呆(認知症)となります。

一方、アメリカでは、アルツハイマー型痴呆(認知症)が多く、最近では日本もアルツハイマー型痴呆(認知症)が増えつつあります。




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